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◆ ご挨拶
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 皆さん、こんにちは!
 行政書士・社会保険労務士の 寺内 正樹 です。


 先日、株式会社設立のご依頼をいただいた社長さんの会社に伺ってきました。
 すでに何十年も会社を経営されて従業員は60人以上という電子機器部品を
 製造する会社です(今回は、2社目の設立というお話でした)。


 年齢は私の両親よりも上で、社長側からしてみるとご自身の息子さんよりも
 年下ということになるのですが、若々しく、物腰は丁寧で、温かみのある社
 長さんです。
 仕事柄、何人もの社長さんにお会いしますが、勢い重視のイケイケの若い社
 長さんとは違う魅力を感じますね。
 (私はイケイケも個人的には好きなのですが・・・笑)


 この社長さんのように、年を重ねていけたらいいな、と思いました。


 その社長さんと「最近、夫婦の間や親戚などの間での事件が多いですね」と
 いう話から、こんな話を伺いました。


 この続きは、あとがきで!


 それでは、本日も新会社法に魂を込めます!!


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◆ 世間話で使える新会社法(その7)
  「1人でも株式会社が作れる?」
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 このコーナーは、誰でもちょっとした世間話で使えるような形で「新会社法」
 について面白おかしく解説するコーナーです。


 このくらいまでは専門家でなくても知っておきたい新会社法の「ツボ」です!


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  【 登場人物 】

  ゲントク : じっくり考えてから行動する慎重派の社長。気は長め。
  モウトク : 決めたらすぐに実践する行動派の社長。新しいもの好き。
  Mr.T : 疾風のように現れて、疾風のように去っていく。
         新会社法について詳しい。


  ゲントク 「モウトクさんの会社の役員さん、何人いますか?」


  モウトク 「うちは、株式会社だから取締役が3人と監査役が1人の合計
        4人だな。」


  ゲントク 「私のところは、有限会社で役員は私1人なんです。
        でも、今は法律が変わって、1人でも株式会社が作れるって
        聞いたんですけど・・・」


  モウトク 「なにぃ!?
        そうすると、うちはすでに株式会社だけど役員減らしたりす
        ることもできることになるのかなぁ。」


  ゲントク 「その辺りはどうなんでしょう?
        Mr.Tさん、お願いしま〜す。」


  Mr.T 「はいはい、こんにちは。
        今日は、役員の人数についてですね。
        この点も新会社法によって大きく取り扱いが変わったポイン
        トの1つなんです。


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 従来は、株式会社においては取締役3名以上、監査役1名以上を置く必要が
 あり、株式会社設立にあたっては最低でも4名を役員にしなければなりませ
 んでした。
 役員を取締役1名にして会社を設立する場合、有限会社で設立をするしかな
 かったのです。


 ところが、新会社法では、有限会社が廃止され、株式会社に統合されていま
 す。
 そのため、従来の有限会社の形態も株式会社となり、結論として取締役1名
 で株式会社が作れるようになりました。
 この場合、監査役も不要です。


 今までは株式会社を作るためには、人数が必要だったことから実際の業務を
 あまり行わない人を役員に入れて形式的に株式会社の体制をとっているよう
 なケースも多く見られました。
 しかし、現在は本当に会社にとって必要な人のみを役員にして株式会社を作
 ることが可能になったのです。


 この話は新しく会社を設立する場合だけに適用されるものではありませんの
 で、今まで株式会社として取締役3名、監査役1名という体制をとっていた
 会社も役員の人数を減らして、実際に業務を行なっている人のみの体制に変
 えることもできます。


 株式会社である以上、株主総会は必ず置かれますので、株主総会+取締役1
 名という機関構成が最もシンプルな組み合わせということになります。


 注意すべき点としては、取締役1名の株式会社を設立する場合には、定款で
 すべての株式の譲渡が制限されている非公開会社であることが必要であると
 いう点です。
 公開会社の場合、従来の株式会社と同様に取締役3名以上、監査役1名以上
 を置く必要があります。


 ちなみに、取締役が3名以上いないと取締役会は置けませんので、取締役1
 名だと取締役会を行なうことはできず、経営上の意思決定も含めて株主総会
 で行なうことになります。
 また、取締役会を置いた場合には原則として監査役を置くことになっていま
 す。
 こうした機関設計の細かなルールもありますので、注意してください。


 ■□■ 今日のポイント ■□■

 非公開会社であれば、取締役1名で株式会社を作ることができる!


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  ゲントク 「やっぱり1人で株式会社が作れるようになったんですね〜。
        私のところも会社法が施行されてから設立すれば株式会社に
        できたのになぁ。」


  Mr.T 「有限会社が株式会社に統合された経緯がありますから、役員
        の人数を今のままの状態でゲントク社長の会社を株式会社に
        することもできますよ。
        商号変更という手続を踏む必要はありますけどね。
        その話は、今日は話し切れないので、また次の機会にでも。」


  モウトク 「そうか〜。
        今までと法律が変わって株式会社でも役員を3人以下にでき
        るんだな。
        私の会社は実は、監査役があまりうまく機能していないんだ
        よなぁ・・・
        この機会に見直しを考えてみるか。」


  Mr.T 「モウトク社長、今まで株式会社だった会社はその時に注意し
        てもらいたいことがあるんです。
        社長の会社は取締役会が置かれている会社ですから、原則と
        して監査役を置かないといけない会社なんです。
        もし監査役をなくすということであれば、取締役会もなくさ
        なくてはいけないことになります。
        このように機関設計のルールがありますから、今までの体制
        を変える時には注意してくださいね。」


  モウトク 「なかなか難しいんだな。
        そうすると面倒だから今までの状態でも良いかなぁ。」


  Mr.T 「いえいえ、この機会に会社としての体制を見直すことは、効
        率化を図る意味でも重要なことですから、ぜひ一度考えてい
        ただいた方が良いと思います。
        ただ細かなルールには気をつけてくださいね、というだけの
        話です。」


  モウトク 「よし、わかった。
        検討してみよう。
        またわからないことが出てくると思うので、その時はMr.
        Tさんに聞くよ。」


  ゲントク 「私も商号変更を検討してみます。
        それから、知り合いのチュウボウさんが会社設立を考えてい
        たみたいなので1人で株式会社を作れることを教えてあげよ
        うと思います。」

  Mr.T 「ぜひそうしてあげてください。
        このような情報は知っているか知らないかで、その後の事業
        展開が大きく変わりますから。」


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◆ お勧め・お得情報!
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 さて、ここからは寺内が本当にお勧めできると思ったものだけをご紹介する
 コーナーです。
 今日は、書籍の紹介をさせていただきます。


 日頃からお世話になっている社会保険労務士・人事コンサルタントの 内海 
 正人 先生が

 『仕事は部下に任せよう!』(明日香出版)

 を出版されました。


 実は、私はこの本についてはAmazonのカスタマーレビューにも書か
 せていただいています。
 せっかくなので、そのレビューからちょっと引用して・・・


 「人材活用」は経営者にとって永遠のテーマです。
 人材をどのように活用していくかは、会社が成長していくための大きなポ
 イントの1つだと思います。 


 「人材活用」というテーマは、比較的、経営者側のみの視点に立って書か
 れてしまうことが多いように思われますが、この本に書いてある人材活用
 の発想や工夫は部下の側から見ても会社で仕事がしやすくなるようなもの
 ばかりです。 


 経営者だけでなく会社全体で、このような意識を浸透させることができれ
 ば、きっとその会社は活性化し、大きな成長を遂げていくことでしょう。


 また、今すぐにでも実行に移すことができる事柄が多いのもこの本の大き
 な魅力です。 
 ちょっとした発想の転換や工夫は、人材活用や組織の在り方を考える上で
 大変参考になります。
 会社を元気にする特効薬になりうる本だと思います。


 ・・・といった感じです。


 さらに、本日からAmazonキャンペーン開始です!
 せっかくですから、特典の「営業は仕組みに任せよう!」も合わせて手に
 入れてみてはいかがでしょうか?
 コンサル実績豊富な内海先生の本は絶対にお薦めです!!


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●「 仕事は部下に任せよう! 」

 発行 : クロスメディアパブリッシング
 発売 : 明日香出版
 金額 : 1,400円(税別)

 著者 ・ 内海正人


伸びている会社、元気のある会社、儲かっている会社の管理職や経営者は、
部下や社員への仕事の任せ方がとても上手です。


また、会社としても社員が進んで働けるしくみや雰囲気をつくっています。
本書では、人事コンサルタントとして数多くの人材マネジメントに携わって
きた著者が、 豊富な生きた事例を基に、伸びていて、元気があって、儲かっ
ている会社になるしくみを述べていきます。


「アマゾンキャンペーン」 2月13日(火)・14日(水)


インタ−ネット書店Amazonで本書をご購入下さった方全員に
「営業は仕組みに任せよう!」をプレゼントいたします!


PDFファイルでお届けします。
A4版 35ページ(予定)
今日からできる営業のアイディアを掲載、人脈作りから時間管理の工夫も
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◆ あとがき
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 その社長いわく、
 「肉親同士で傷つけあうのは、やっぱり心の病だと思う。
  でも、それは心だけの問題じゃなくて、身体も含めてその人全体が
  健康でないといけないと私は思っているんだ。
  健康な身体にこそ、健全な心が宿るものだからね。」


 簡単に言うと、そういうことでした。
 これを聞いた時に、妙に納得してしまいました。
 わかってはいたつもりですが、やっぱり身体が資本なのですよね。


 幸いにも今まで大きな病気も怪我もなくこれたので、最近、健康につ
 いてはあまり気にしていませんでした。
 会社員ではないので、健康診断も自主的に受けに行かないといけない
 のですが、何年も行ってません。
 油断は禁物ですね(反省)。


 アントニオ○木も言ってます。
 「元気があれば何でもできる!」
 う〜ん、その通りですね。
 皆さんも健康には気をつけてください!


 実は、ある計画を実行するためにトレーニングを始めようと思ってい
 ます。
 その計画も健康でないとできないので・・・
 果たして、その計画とは!?

                 次回に続く・・・(笑)
                   ↑
                 本当に次回、発表しますよ。


 最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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